会社員・派遣を経てフリーランスへ。デザイナー歴10年が語るリアルなメリット・デメリット

こんにちは、サコです。

突然ですが、朝が得意ですか?

私はかなり苦手です。派遣で働いていたときは毎朝しんどい気持ちを引きずりながら、往復2時間の通勤電車に揺られていました。それが今は、起きる時間も働く時間も自分で決めています

会社員・派遣社員・フリーランスと3つの働き方を経験したからこそ見えてきたことを、正直に書いていきます。

詳しい経歴はプロフィールページへ

この記事でわかること
  • フリーランスデザイナーになってよかったこと 5つ
  • 正直きつかったこと 3つ
  • 結局、独立して後悔しているのか
目次

フリーランスデザイナーになってよかったこと

1.往復2時間の通勤がゼロになった

派遣デザイナー時代、通勤は往復2時間かかっていました。年間に換算すると…

往復2時間 × 年間250日 = 約500時間

それが丸ごと自分の時間になりました。スキルアップ・家族との時間・趣味、なんにでも使えます。「通勤がなくなるだけでこんなに変わるのか」と、独立してから一番驚いたことかもしれません。

朝が苦手な方には特に刺さる変化だと思います。「何時までに家を出なければいけない」という制約がなくなるだけで、体と気持ちがこんなに楽になるとは思っていませんでした。

2.グラフィックもWebも、両方できるデザイナーになれた

  • 会社員時代:グラフィックデザイン専門
  • 派遣時代:Webデザイン専門
  • フリーランス:両方対応できる

それぞれ別々に積み上げてきたスキルが、フリーランスになって初めて「両方使える」状態になりました。

クライアントからWebデザインもロゴも頼まれることがあり、「どちらも対応できます」と言えるのは思った以上に強みになっています。

3.手がける業種が広がって、デザインが楽しくなった

会社員・派遣時代は◯◯業界のデザインほぼ一択!状態でした。

フリーランスになってからは、飲食・教育・美容・SaaSなど、さまざまな業種のデザインに携わるようになりました。業種が変わると、トーンも・レイアウトの作り方も・意識するユーザーもすべて違います。最初は戸惑いもありましたが、今は「新しい業種=新しい引き出しが増える」と楽しめています。

4.収入を自分の頑張りでコントロールできる

会社員・派遣時代は、どれだけ頑張っても給与や時給はほぼ変わりませんでした。

フリーランスは違います。案件を増やせば収入が増えるし、単価を上げる努力も自分次第です。「頑張った分だけ返ってくる」という感覚はモチベーションにも直結しています。

ただし、これはメリットであると同時にデメリットでもあります。後半に正直に書きます。

5.仕事相手や案件を、自分の裁量で選べる

会社員・派遣時代は、振られた仕事を断るという選択肢はほぼありませんでした。

フリーランスになった今は、自分の裁量に合わせて案件を選んでいます

たとえば、経験したことのない業種で専門知識が必要な案件は、多忙な時期にはお断りすることもあります。中途半端に引き受けて、クライアントに迷惑をかけてしまう方がずっと怖いからです。

「断れる」というのは、単にわがままができるという話ではなくて、自分のコンディションと案件の質の両方に責任を持てるということ。これは独立してから気づいた、大きなメリットでした。

フリーランスデザイナーになってきつかったこと

1. 収入が安定しない不安(これが一番しんどかった)

正直に言います!独立してから最初の数ヶ月、収入の不安は常にありました

「来月も仕事あるのかな」という不安が頭の片隅から消えませんでした。会社員・派遣時代は考えたことすらなかった感覚です。

私の場合は、独立前にある程度クライアントを確保してから辞めたので、ゼロからのスタートよりはマシでした。それでも不安はありました。

これから独立する方へ

在職中に副業や知人経由で1〜2件でも案件を作っておくことを強くおすすめします。

精神的な安定感がまったく違います。

2.デザイン以外の仕事が一気に増える

フリーランスになると、デザイン以外の業務が思った以上に増えます。

  • 請求書の発行
  • 確定申告
  • 営業・スケジュール管理

なかでも一番大変だったのは、確定申告です。初めてのことだらけな上に数字も苦手で、正直「これで合ってるのかな…」と不安なまま提出していました

私の場合、幸運だったのは開業届を出したあと、税務署経由で税理士さんを紹介してもらえたことです。1年間は無料で、帳簿の付け方や確定申告の記入方法を教えてもらえました。

自治体によって制度が違うので、開業時に税務署へ確認してみてください。

会計ソフトは当時マネーフォワードを使っていて、今はfreeeに乗り換えています。

もう一つの苦手分野が営業です。ここは無理せず、営業さんやディレクターさんを間にはさむ形で仕事を受けています。
「苦手なことは仕組みや人に頼る」と割り切ってから、だいぶ楽になりました。

3.仕事とプライベートの境界線が崩れやすい

自宅で仕事をしていると、「今日はここまで」という区切りをつけるのが難しくなります。

納期が近ければ休日でも仕事するし、夜にメッセージが来れば気になってしまう。オンとオフの切り替えは、意識的にやらないとどんどん曖昧になります。これは今も完全には解決できていない課題です。

結局、独立して後悔してる?

していません!

東京・大阪と働く場所を変えながら、「このままでいいのか」という気持ちをずっと抱えていました。フリーランスになって、その気持ちがようやく落ち着いてきた感覚があります。

「フリーランスは最高!」という話だけをするつもりもありません。収入の不安は本物だし、デザイン以外の仕事は地味に大変です。それでもトータルで見ると、今の働き方が一番自分に合っていると感じています。

まとめ

よかったこと
  • 往復2時間の通勤がゼロに
  • グラフィックとWeb、両方のスキルを活かせるようになった
  • 業種が広がり、デザインの幅が増えた
  • 収入を自分の頑張りでコントロールできる
  • 仕事相手や案件を自分の裁量で選べる
きつかったこと
  • 収入が安定しない不安(これが一番大きかった)
  • 確定申告など、デザイン以外の業務が増える
  • 仕事とプライベートの境界線が崩れやすい

もしあなたが昔の私と同じように、「このままでいいのかな」と考えているなら、準備は今日から始められます。在職中に小さな案件を一つ作ってみるだけでも、「いつか」が「いつでも動ける」に変わります。

「フリーランスが正解」なのではなく、「選択肢を持てたこと」が何よりの収穫でした。

独立前の具体的な準備について

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